「子どもたちに よい文化を!環境を!平和を!」と藤森子どもまつりが3日、伏見区の藤森神社境内で開催されました。地元の藤森小、深草小、藤城小などの校区から大勢の子どもたちが参加してにぎわいました。巨大な段ボール迷路、木工コーナー、紙ヘリコプター、鉛筆立、ペットボトルロケットづくり、ブンブンこま、わら草履づくりや昔遊びコーナー、松ポックリでクリスマス飾りなど約15種類の多彩な企画の催しです。
 学童や保育園保護者会のOB、京都教育大サークル児童文化研究会「さわらび」、新婦人、建労などで作る実行委員会(委員長=加用文男京都教育大教授)が主催。事務局長の中村隆さんは「今年で27回目を迎えます。児童激増期に地元に小学校を作る運動、地域懇談会の開催、子どもまつりの3つの運動が出発です。一時は2000人を超える参加がありましたが少子化で今は500人程度の参加。当初から子どもがお金を使わない企画で食べ物などなし。ポスターやチラシなどは地元商店街50軒ほどからのカンパ、12,000の新聞折り込みも各販売所がカンパとして無料で協力していただいている」と話します。
 わらでしめ縄づくりに挑戦する子どもや、人気のあるジャンボ迷路には長い行列、木工コーナーではイスづくりに父母のほうが熱中している風景などが見られました。今年は、地元消防署跡地を「地域ふれあいセンター」建設の運動を進めている地域の設立要請協議会のみなさんが請願署名活動や伏見写真展などのコーナーも置かれて建設を訴えていました。
 市長候補の中村和雄さんも訪れ、父母らと楽しい歓談の一時もありました。(仲野良典)