映画の復元と映画都市・京都の再生
1968年に蜷川虎三知事の全面支援による府の出資と府民の募金で制作された映画、「祇園祭」(原作・西口克己、監督・山内鉄也)がニュープリントになり、よみがえったことから11日、祇園会館(東山区)で「復元版特別上映会&フォーラム『京都の力』」(同復元版上映委員会主催)が開催されました。
この日、2回の上映が行われ、応仁の乱で中断した祇園祭を京町衆が再興する姿を中村錦之助ら豪華キャストと壮大なスケールで描いた同映画を、鮮明な色合いで市民らが楽しみました。
フォーラムでは、基調講演を同映画上映委員会委員長の中島貞夫映画監督が行い、同映画の山内監督と井川映画美術監督、ニュープリント複製に携わった大阪芸術大学の太田米男教授、祇園祭山鉾連合会の深見茂理事長、丘真奈美京都市観光大使が文化遺産としての映画や映画都市京都の未来への再生などについて、討論を行いました。(詳しくは、「週刊しんぶん京都民報」11月18日付掲載)