国領、山宣から学ぶ 講演の夕べで感動相次ぐ
「国領五一郎・山本宣治の生涯と人間像を語る講演の夕べ」(国領五一郎を顕彰する京都の会主催)が11月27日、京都市上京区の西陣織会館で開かれ、53人が参加しました。
中村和雄弁護士(京都市長予定候補)と日本共産党国会対策委員長のこくた恵二衆院議員の激励のメッセージが披露されたあと、「戦争遺跡に平和を学ぶ京都の会」代表で宇治山宣会事務局の足立恭子さんがあいさつしました。足立さんは、「民衆から愛された山宣の人間像」をリアルに紹介、「性知識と無産階級」の講演は爆発的な共感を呼んだことや、「山宣ひとり孤塁を守る…」と最後の演説でのべたことなどを詳しく話し、参加者に感銘を与えました。
京都国領会会長で元日本共産党衆院議員の梅田勝さんが、「国領五一郎の革命的生涯から学ぶもの」と題して講演。どんな困難な時でも、革命的気概を貫き、科学的な学習に励み、楽天性を忘れなかったことなどを話すと、参加者は感動していました。
このあと参加者から、「国領などが獄中でどうして天下の情報を手に入れたのか、あの情勢の中でどうして堂々たる裁判闘争ができたのか」「河上肇、国領五一郎、山本宣治など京都が生んだ革命家の総合的な研究をし、現代に生かすことが必要」との質問・意見や、「私の伯父は反戦兵士だった。そのため憲兵に銃殺された。母は私に戦争に行っても生きて帰れ」と言われたなどの感動的発言が相次ぎました。また、引き続きこのような講演会を行なってほしいとの感想が寄せられました。(若宮修)