門川大作・京都市長候補=自民、公明、民主・社民両党府連推薦=が前市教育長時代に、創価学会教育部の会合に何回も出席し、その意見を市の教員研修に採用していたことが、公明党京都府本部副代表の発言で明らかになりました。創価学会をめぐっては、門川候補は市教育次長時代、京都市内で開催された「池田大作写真展」のセレモニーで、創価学会幹部3人とともにテープカットを行っており、両者の関係が注目されていました。(池田大作写真展でテープカットする門川氏=左から2人目)
 創価学会教育部とは、創価学会文化本部に所属し、小中高校教員の学会員を統括する部門です。
 6日夜、左京区の京都会館第2ホールで行われた門川陣営の政談演説会で、竹内譲・同党府本部副代表が門川候補の紹介の中で語ったもの。竹内氏は、「(門川候補は)創価学会の池田名誉会長、池田先生のですね、書かれた教育提言を…大変よく勉強されています。…創価学会が教育部というのがありまして…教育実践大会に門川さんもいつも来られてますし、じっと聞いてはるわけであります。そしてこれはすばらしいと、こういう体験に基づいた教育実践、方法、人の意見、体験を聞いて自らの、あるいは京都市のですね、この教師の研修に用いよ、ということで採用されたわけであります」と語りました。
 この後に演説に立った門川候補は、「人間教育実践、研究大会、発表大会、毎回、国際文化会館に寄せていただき…皆勤賞と言われたくらい」「池田大作名誉会長のお言葉、…この完璧な言葉に私たちが進むべき道、しっかりと指し示していただいている」などとお礼をのべました(別項)。

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 門川候補がテープカットを行ったのは、2000年5月5日のこと。京都市左京区のみやこめっせ1階で同5日から7日まで開かれた「自然との対話 池田大作写真展」の開会日セレモニーでした。
セレモニーは午前11時から同会場で行われ、来賓として京都市から高木寿一副市長、門川・市教育次長ら3人が出席。創価学会員が詰めかけるなか、門川氏ら市側の3人と創価学会幹部3人らが並び、テープにハサミを入れました(写真)。
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 6日の政談演説会での門川候補の発言= 「人間教育実践、研究大会、発表大会、毎回、国際文化会館に寄せていただき(拍手)、関西大会は奈良でも滋賀県でも大阪でもありました。皆勤賞と言われたくらい(笑い、拍手)みなさんようきてくれはるなあとお礼いうてくれはる。とんでもない、私の、そこにほんまもんの教師がある。正義感に満ちた教師がおられる。そして素晴らしい実践されている。本当に胸が熱くなる。もう目頭が潤むようなことがいっぱいありました。私はあちこちで教員研修や全国を回っていろんな話を誇らしげに語らしていただき…同時に公明党創立者、池田大作名誉会長のお言葉、子どもにとって最大の教育環境は教師自身である。この言葉の深みを感じました。またいま子どもの学び、育ちをめぐって様々な課題があります。本当に社会一丸となって取り組んでいかねばならん。その時にまた名誉会長の社会のための教育ではなしに教育のための社会でなければならない。この完璧な言葉に私たちが進むべき道、しっかりと指し示していただいているなとそんなことを痛感いたしました…私は『潮』を愛読させていただいています。公明新聞、聖教新聞、長らく読ませていただいております(拍手)。昭和39年に日大講堂で公明党の結党大会があった。その時に2本の垂れ幕が下がった。…ますます公明党の存在が輝いている」