17日投・開票の京都市長選挙で、幅広い市民、団体でつくる「いま正義を・京都市政を刷新する会」の中村和雄氏(53)=無新、弁護士、日本共産党推薦=は、自民・公明両党と民主・社民両党府連が推薦する「相乗り・オール与党」候補の前市教育長・門川大作氏(57)=無新=を相手に、15万7521票(得票率37・02%)を獲得し、大善戦・大健闘しましたが、951票差で及びませんでした。同市長選結果についてのマスコミの報道・論評を紹介します。
●「相乗り辛勝 展望開けず」(「京都」2月21日付)
 「相乗り批判を受けた辛勝を前に、自民府連幹部は『もう、相乗り選挙はできひん』。ため息交じりにこぼす。民主も含め、次期衆院選を展望するのは、九百五十一票差のショックを振り払ってからになりそうだ」
●自民党:前橋と京都の市長選結果、次期衆院選に向け波紋(「毎日」HP・2月18日午前0時7分配信) 
 「京都市が地元の自民党の伊吹文明幹事長は17日夜、『政党支持率通りの投票結果が出なかったことは謙虚に受け止めなくてはならない』とコメント。自民党選対幹部は『京都も実質的には敗戦だ』と述べ、与党は次期衆院選に向け都市部での戦いに不安を抱えた」
●前橋、京都両市長選の結果に与党内で波紋(「日刊スポーツ」HP・2月18日午後8時配信)
 「与党は今年に入り、大阪府知事選、岩国市長選でそれぞれ勝利し、4月の衆院山口2区補選に全力で取り組む構えだが、前橋、京都両市長選の結果には『京都は実質負けだ。自民党4役のうち2人もいるのに何をやっているのか』(公明党幹部)といった不満や『相乗り批判がやはり強かったのだろう』(参院幹部)との指摘が相次いだ」
 「伊吹氏は18日昼の政府・与党連絡会議で、京都市長選の結果を報告すると同時に、無党派層が多いとされる都道府県庁所在地の地方選挙戦略を見直すよう指示した。この後、伊吹氏は首相と会談し、選挙結果をあらためて分析し今後の対応について協議。同日夕の会見では都市部での候補者選定に課題があるとして『(都道府県庁のある)1区では慎重に対応したい』と強調した」