京都府職員労働組合、「府政のあり方考えよう」と懇談会
08年度府予算案と組織改編について意見交換し、府政のあり方を考えようと、京都府職員労働組合(森吉治委員長)は4日、京都市上京区で府民懇談会を開きました。
森委員長は、08年度予算案について、国の悪政のもとで、その影響を大きく受けた予算案と指摘したうえで、○府民の世論と運動を受けて、府として国の悪政を一定緩和している○国の集中改革プランによる行政改革を押し付けるものとなっている、と特徴付けました。
そのうえで、30人程度学級の実現、原油高騰対策の特別融資の創設、医師確保対策の強化、後期高齢者医療の保険料軽減対策などが予算案に盛り込まれたことについて、「府民の暮らしの実態や要求運動が府政を動かし、予算化された」と前進面を強調。
一方で、事業の廃止が打ち出されている難病患者への見舞金や府外の私立高校に通う生徒の授業料補助など、「関係者の意見を聞くこともなく、問答無用のやり方の点でも、内容の点でも重要な問題だ」と厳しく批判しました。