新しい意匠こらした金属工芸の技 16日まで、「祇をん 小西」
金属工芸の細やかな技法をいかした和装小物を展示する「京の手技」展が、京都市東山区花見小路の「祇をん 小西」で開かれています。
京都金属工芸協同組合青年会所属の20人余りの職人が、普段は神社仏閣の錺金具や茶道具などを製作している技術を活かして作った、帯留、根付、かんざしなど60点余りを出展。
源氏香の模様や蝶をかたどったチタン製などの「和」の帯留(写真左)が「洋」のペンダントやチョーカーにもなる作品や、銀の猫がデザインされたメノウのブローチ(写真右)は、猫の点々とした足型が透かすと見える工夫がしてあるなど、金属工芸の新しい意匠を凝らしたものばかりです。
同会の里村茂是さんは、「僕ら若手の新たな挑戦を見てもらえれば」と話しています。 16日まで。午前11時~午後7時まで。最終日は午後5時まで。問い合わせ先、TEL075・561・1213。