平野神社の魁桜(さきがけざくら)
平野神社の枝垂桜は一気に咲いて今が満開。厳しい冬を迎える前から小さな可憐な花をつけ半年も咲き続けた十月寒桜や気品を漂わせる陽光桜なども今が最盛期。平野神社境内ではこれから咲きだす手弱女(タオヤメ)桜、篇桃(アーモンド)桜、楊貴妃桜など30種類以上の珍種の桜があります。境内桜庭園いっぱいに咲き乱れるソメイヨシノが咲き、たくさんの花見客が訪れる桜花祭までもうすぐです。開花予想の方は、今年は例年より1週間か10日ほど開花・満開は早まりそうとの情報で、平野神社のソメイヨシノの見ごろもかなり早まりそうです。(仲野良典)
桜スポットDATA
- 住所:京都市北区平野宮本町1
- 交通:JR京都駅より、 市バス205号「わら天神前」下車。もしくは、50号で「わら天神前」または「衣笠校前」下車、徒歩5分。
- 開花状況:満開
- 京都人的メモ:「桜」を神紋とする平野神社には50種、500本もの桜があり、桜の名所として名高い。それぞれの品種の開花期はさまざまで、見頃も1カ月と長く楽しめる。平野神社の代表的名桜である「魁桜」は、京で最も開花の早い桜のひとつであり、文字通り京都の花見シーズンの先駆けとなる。「魁桜」の開花を皮切りに、次々と40種以上もの桜が順に咲き、4月後半まで花が続く。平野桜珍種は、寝覚(ねざめ)桜、胡蝶(こちょう)桜、平野妹背(いもせ)桜などのほか、緑色の花が咲く珍しい御衣黄(ぎょいこう)桜も有名。