京都府庁旧本館の桜
「トンネルを抜けると雪国だった」ならぬ、トンネルのむこうには桜の花園が広がっています。府庁正門の真正面にある旧本館の東側から入るとこのように見えます。この中庭にはソメイヨシノ、シダレザクラの2種、6本が見ごろを迎えています。
2階に届きそうなシダレザクラがきれいです。北側の桜はまだつぼみでした。(2日撮影)
5日~13日まで、京都府庁旧本館の春の一般公開が行われます。開館時間は午前9時~午後5時(土日は10時から)。入館料無料。
桜スポットDATA
- 住所:京都市上京区下立売通新町西入ル薮ノ内町 京都府庁内
- 交通:市バス、「府庁前」
- 開花状況:八分咲き
- 京都人的メモ:建物は、1904年(明治37)に竣工。国の重要文化財に指定されています。中庭は、西欧風の整形式庭園。創建当時は正庁(庁舎の広間で公式行事や式典を執り行う室)・知事室・議場・貴賓応接室・議長室など大小55室で構成されていました。今は、府政情報センターなどと会議室、資料室などに利用されています。
中庭中央の枝垂桜は、円山公園の枝垂桜の実生木を植えたもので、初代祇園枝垂の「孫」にあたります。妖艶で優美な姿はやはり「血筋」でしょうか。