左京ぴーちゃり、「身近な戦跡初めて知った」
京都民医連第二中央病院エリア9条の会は26日、「左京ぴーちゃりツアー」を開催しました。「ぴーちゃりツアー」とは自転車で戦跡をめぐるツアーのことで、全国各地で行われています。院長はじめ、ベテラン職員から青年職員まで15人が「9条Tシャツ」を着て左京区内を走りました。
最初は円光寺のサイド・オマールさんの墓。サイド・オマールさんは、マレーシアから「南方特別留学生」として人質同然に来日し、広島で被爆。終戦後帰国途中に体調を崩し、京大病院で治療を受けましたが、当時は被爆の影響ということがわからず、適切な治療が受けられず亡くなられました。他に京都造形芸術大学高原分校前にある尹東柱(ユン・ドンジュ)さんの詩碑、京大時計台記念ホール内の歴史展示室を見学しました。
参加した職員は「身近な場所にいろいろな戦跡があることを初めて知った」「留学生と称して植民地の有力者の親族を人質のように日本に連れてきていたことに驚いた」「いいお天気の中、いい運動ができた」と引き続きいろいろな企画に取り組んでいきたいと決意をのべていました。(K)