京都国立博物館(京都市東山区)が前年度に購入や寄贈を受けた作品を展示する恒例の「新収品展」が21日から、同館の平常展示館で始まります。
染織、漆工、陶磁、金工、書跡、陶磁、絵画の7分野から今回は66点を展示します。
藍染めの紙と和紙をつなぎ、金泥の折枝文様に流麗な筆致で書かれた「貫之集巻下断簡」や、江戸後期の文人画家の岡田半江が「天下無双の絶品」とほめちぎった明時代の「鳥花山水図」(陳箴筆)などの中国画12点、重要美術品で国定の銘の太刀「附黒漆刀拵」や江戸時代の細やかな文様の京友禅染めの小袖などです。
6月22日まで。