「井原勝介さんと考える市民自治フォーラム」が23日、「みんなで考えよう! 地方自治とまちづくり」をひと・まち交流館京都(京都市下京区)で開き、約40人が参加しました。前岩国市長の井原勝介さんと京都市長選で大健闘した中村和雄さんが対談。コーディネーターは龍谷大学教授の広原盛明さん。
 井原さんは岩国市長選でデマ攻撃や圧力があったことを話し、「闘いに負けたとは思っていない。ますます闘っていかなければならないと思いを強くしている」と述べたうえで、「米軍再編や年金の問題など、負担が私たちにかかってきている。政治の根本が間違っていると思う」と市民の立場に立った政治の必要性を語りました。
 中村さんは京都市長選挙で951票差まで迫った背景に、貧困を広げた規制緩和・構造改革の矛盾への国民の反撃をあげ、「大事なことは私たちが1つ1つのことにしっかり反撃すること」と話しました。また地方自治体のあり方について「自分たちの町は自分たちで作れるようにしなければいけない。国に対してもの申す自治体を増やしていくことが重要だ」と語りました。(山手四郎)