責任追及のクラス決議続ぞく 立命大転籍問題
立命館大学(京都市北区)で生命科学部の特別転籍と補助金カットの問題について、学生大会を行う法学部、文学部、産業社会学部の各クラスからは、学費値下げなどの強い要求とともに理事会の責任を問うクラス決議が挙がっています。
法学部のあるクラスからは「生命科学部補助金カットの責任問題」を追及する決議が挙がりました。文学部のあるクラスは、理事会の「経営第一主義に反対する」として、▽特別転籍と補助金削減問題の真相を明らかにすること、▽補助金カットについて理事会は責任をとること─の2点を主張しています。
また産業社会学部のあるクラスは、生命科学部の問題などが社会的に大きな批判を受けているとして、「理事会の考えの改善」を求めています。
産社自治会委員長は「学生からは昨年の退任慰労金倍増に続き、今回の問題で理事会の経営主義にはもううんざりだという声が挙がっている。理事会は社会的責任を果たすべきだ」と話しています。(山手四郎)