日本共産党と民青同盟の両京都府委員会は21日、京都市中京区の京都アスニーで「労働者派遣法の抜本改正をもとめる 学ぶ・つながる・変える雇用大集会」を開き、約180人が参加しました。
 山下芳生参院議員が「雇用をめぐる新たな変化と日本共産党の提案」と題して講演。山下氏は、「まるでモノのように扱われている」という日雇い派遣で働く若者の実態を紹介し、光洋シーリングテクノや松下プラズマディスプレイなどで派遣や偽装請負で働く労働者たちが、直接雇用を勝ち取っていることなどのたたかいを報告。
 日本共産党が国会論戦の中で「偽装請負」や「日雇い派遣」などについて追及し、政府が見直しを検討する状況にまで追い込んでいることを述べて、「国会の中で、政党を超えて『日雇い派遣』の禁止など、派遣法の抜本改正が議論されています。各地での運動を大きくし、労働者を守るための派遣法に変えていきましょう」と呼びかけました。
 京都総評の岩橋祐治議長が連帯のあいさつをし、総合食品スーパー「フレスコ」で労働組合を結成した大久保純平さんなど各地の労働組合、民青同盟の雇用改善の取り組みなどの発言がありました。日本共産党の光永敦彦府議と加藤あい京都市議が、それぞれ議会での取り組みの特別報告を行いました。