「戦争と格差はつながっている」 わしづかみ講演会に90人
福祉保育労が29日に京都商工会議所で開いた「わしづかみ講演会」は、90人の参加で成功しました。
講師の斉藤貴男さん(フリージャーナリスト)は、先日の秋葉原で起きた事件の背景にある非正規や派遣労働の拡がりは1995年以降の国の大きな流れの中で起きており、財界と財界を後押しする政治の問題(構造改革)と鋭く指摘されました。また、教育改革では「ゆとり教育」とは裏腹に、早期から教育格差をつける文部科学省の本音をズバリと述べ、再チャレンジの欺瞞について話しました。
平和の問題では単に9条を守れというだけでなく、在日米軍再編との関係で捉えることが大切だとして、国民がしらないままにアメリカの戦争に日本が巻き込まれる危険性がある。海外進出している大企業の権益を守るために9条を改悪し、日本がアメリカと一緒に戦争する可能性を示唆しました。最後に「戦争は絶対悪だ」と力強く述べました。(西浦哲)