波文様の洗練されたデザイン 21日まで、唐長「波」展
京唐紙の老舗「唐長」の「波」展が、中京区の唐長三条サロンで始まりました。21日まで。
江戸期から残る約650の版木の中から「波」の文様を選んで11代の千田堅吉氏がデザイン化しました。壁には、青海波、さざ波、遠波、稲穂波、光琳大波、荒磯波などの文様を中国の四神になぞって4色に使い分けた作品や、光琳大波の行灯(あんどん)、さざ波の木箱などが展示されています。造園家の男性は「江戸期のデザインは洗練されている。手仕事ならでこそ残されてきた技術だと思う」と見入っていました。
問い合わせ先は同サロンTEL075・254・3177。http://www.karacho.co.jp/