私立大学連盟のパーティ券購入に抗議 京滋私大教連
文部科学省所管の社団法人「日本私立大学連盟」(会長・安西祐一郎慶応義塾長)が昨年度、政治家のパーティー券購入などに総額約3300万円を使っていたことが同省の調査で発覚し、不適切支出として行政指導を受けました。京滋地区私立大学教職員組合連合の石井幸三委員長は4日、抗議コメントを発表しました。
コメントでは、「京都の公費助成運動からみても憤りの念を発せざるを得ない」と批判。私大連盟の事業費は国民の血税である補助金と学生納付金から成り立っており、連盟理事者にたいして、不適切支出の内容を国民に説明すべきとしています。
また、支出費用を決裁していた財務担当理事である学校法人立命館の長田豊臣理事長の責任は重大として、「自らの責任を深く自覚するとともに、出処進退を明確にすべき」と求めています。
私大連盟は4日、会計処理した事務局長を解任し、長田立命館理事長を財務担当理事から外し、業務改善委員会の設置しました。