未来のガリレオ生まれて 京大花山天文台で観測会
京都大学の花山(かざん)天文台(京都市山科区)が中心となって、より多くの市民に宇宙に関心をもってもらおうと2年前に結成されたNPO法人「花山星空ネットワーク」が、夏から秋に向けて様々な市民向け観望会や施設見学会を開きます。
国内で3番目の大きさを持つ口径45センチ、長さ5メートルの屈折望遠鏡で星空を観測します。
同ネットワーク理事長、黒河宏企・京大企名誉教授は、「来年は、天文学者ガリレオ・ガリレイが、木星の周りを回る4つの衛星を発見してちょうど400年。自分の目で宇宙を見る喜びを知った子どもたちの中から、未来のガリレオが育ってくれれば」と話しています。
今夏の観望会は26日午後7時から「星雲と星団」を観測。8月9日には「木星と月」の観望会、同7日は子ども向け天体観測教室が開かれます。有料。事前申し込みが必要です。問い合わせは、同天文台TEL075・581・1461。