祇園祭で日ごろの成果を披露 伝統芸能を奉納
伝統芸能を学ぶ市民らでつくる「日本伝統芸能団」は、祇園祭宵々山の15日、八坂神社(京都市東山区)南楼門横の能殿で、詩吟や舞などを演じ日頃の成果を披露しました。
同団は毎年祇園祭で八坂神社の能殿に出演し、今年で60周年を迎えました。
舞台では今様の新作「六条院の四季」や詩吟「初夏の鴨川」、舞や演奏などを奉納しました。見物に訪れた出演者の家族や市民、海外からの観光客ら約70人はカメラやホームビデオで撮影していました。
「白鷺吟詠京都中心会」で週1回の練習を積んできた山本康喬さん(72)=京都市中京区は、「初めての舞台で緊張しますが、採点したり批評する場ではないのでいつも通りにうたって、自分の芸能の進歩をお願いします」と話しました。