定時制の門戸を閉めないで
「京都の定時制・通信制教育を守る連絡会」は30日、京都市内の夜間定時制高校の募集定員増を求めて、京都市伏見区の大手筋で、京都府・市両教委あての請願署名を呼びかけました。
「定時制の門戸を狭めないでください。すべての希望者に高等教育を保障する署名です」との訴えに、「教育、福祉の切り捨てはあかん」「学校選択の幅を狭めてはいけない」などと通行人が次々署名しました。
定時制高校を卒業したという青年は、「定時制で息を吹き返し、進路を決めることができた。まだまだ、必要とする人がいる。がんばって」と話しました。
募集定員は、2000年度1000人だったのが、08年度は440人になり、76人の不合格者が出ています。
来年度の募集定員は、8月末の定例教育委員会で決まる予定で、同会は、8月15日を署名集約の最終締め切りとして協力を呼びかけています。