訴訟が水問題解決の契機になる 真鍋・大山崎町長
過大な府営水押しつけ問題と淀川水系4ダム計画について考えるシンポジウム「『水と水道』自治の水脈を守る」が2日、大山崎町の大山崎ふるさとセンターで開かれ、220人が参加。基本水量決定処分の取り消しと水道料金過払い分の一部返還を求めて裁判をたたかっている同町の真鍋宗平町長が講演しました。
シンポジウムは、「大山崎の水を考える会」「向日市の水問題を考える会」「長岡京の地下水を考える会」の共催です。
真鍋町長は、「水と緑の問題を一貫して大事にしてきた」大山崎町の住民運動の歴史に触れるとともに、訴訟に至った経過を報告し、「訴訟のポイントは府が基本水量7300㌧で請求した根拠を明らかにさせること」と訴え。「府と町の認識を一致させるためにも第三者の判断が必要」と述べ、「この訴訟が水問題を読み解く契機となるだろう」と強調しました。