笑いに包まれた元気な伏見母親大会
第37回伏見母親大会が6日、京都市伏見区の呉竹文化センターで開かれ約100人が参加しました(同実行委員会主催)。
会を代表して長谷川聖子さんが「9月に入って福田首相が突然辞任。驚く同時に、後期高齢者医療制度や年金問題、ガソリン高騰、連続物価値上にアメリカ給油など政治はどうしようもないところまで行き詰まっている。ざまざまな国民運動が政治を追いつめた表れではないか」と話しました。
また、「先の市長選で951票まで追いつめ、その後、国保料の値下げに市民の8割適用、給食食器や机いすなどの改善など力になっている」と話しました。
そして、マスコミでは小さく扱われている憲法9条を守る運動が、京都でも全国でも大きくなっていると平和の取り組みのさらなる前進を呼びかけました。
伏見南部の向島地域のコミュニティバスや、北部の深草地域の消防署跡地に地域センターを設置する運動の経過を報告。子供や教師に押しつける全国最長の授業日数とテスト漬け、30人学級実現運動、配偶者などを差別する所得税法56条改正運動の取り組みなどの提起や報告がされました。
年金者組合女性部は「老人パワーでがんばろう!」(=写真)の寸劇を披露。ブッシュに扮して「ニッポンのみなさん! 米軍思いやり予算もっと! 基地の中の刑務所にまで思いやりを!」などとたどたどしい日本語での演じました。官僚役は「高齢者医療費押さえましょう。高度な医療必要ありません」と冷笑し小泉元首相に扮した役者。最後に役者10人が、「やっぱり選挙や! 国民を大切にする政党を国会に増やさんと!」と大唱和し、大きな拍手が送られました。
特別企画に、伏見生まれ育ったケイ・シュガーさんの愛と平和のきれいな歌声が会場いっぱいに響きわたり、参加者を魅了しました。
閉会後は日本共産党京都衆院3区の石村和子代表ら参加者全員でパレード。道行く人たちや地域の人たちに医療、福祉、生活、教育の充実確立と9条と平和を守る訴えました。(仲野良典)