私にとって京都は、「劇団くるみ座」の役者として初舞台を踏んだ土地です。京都でアルバイトをしながら、きびしい修業時代を過ごしました。そんな日々のなか、歴史、風土、言葉、生活習慣など、今の私を育ててくれた古里でもあります。現在の京都は高いビルが立ち並び、町並みが変わってしまい、歴史の面影が薄れてしまいました。
蜷川虎三知事の下、平和を守るために労働者や学生の安保反対の声が京都を揺るがしていた頃を覚えています。
今、世界の平和に反する動きが強まっています。女性知事、衣笠さんで歴史と伝統を守り、子どもたちの笑いが絶えない京都をつくってほしいです。