患者団体、肝炎対策の充実求める
肝炎患者やその家族らでつくる京都肝炎友の会(永来保夫世話人代表)とC型肝炎患者21世紀の会(尾上悦子会長)は10月31日、肝炎対策の充実を求める要望書を府に提出しました。肝炎対策の拡充を国に要請するとともに、府独自に必要な対策を講じることを求めています。
薬害肝炎被害者救済法やインターフェロン治療への助成制度が実施されましたが、薬害の証明がなく救済されない患者が多いことや、治療費助成の範囲や助成額が限られ、自己負担の重さで治療をためらう患者がいるなど、治療や生活への支援については本格的な実施はまだ不十分な状況です。
患者らは、治療助成の改善や府の体制確立など8項目を要望。11月中ごろには府と懇談会を開き、患者の思いを伝え、回答を受けたいとしています。