野宮とは、斎王が伊勢神宮に赴任する前に身を清める場所のことを言い、嵯峨野の清らかな場所を選んで建てられました。野宮の場所は天皇が新しく即位する度に定められ、今の場所が定められたのは平安時代初期とされています。南北朝時代に入ってからは斎王の制度が廃絶し、野宮は神社として存続することになり、現在に至っています。
 縁結びの神様として有名な野宮神社。こぢんまりとした境内は、縁結びのお守りを求める人たちであふれています。
 境内の奥には、じゅうたん苔の庭が広がっています。庭のモミジはまだまだ緑。ほんのり先端が黄色くなっている木もありましたが、嵯峨野めぐりの起点に紅葉が訪れるのはまだ先のようです。

photo

紅葉スポットDATA
  • 住所:京都市右京区嵯峨天龍寺立石町3
    TEL075・871・1972
  • 交通:市バス・京都バス「野の宮」下車徒歩5分
  • 拝観時間:9:00~17:00
  • 拝観料:200円
  • 紅葉状況:
  • 紅葉樹:カエデ