お金のない学生に教科書を 立命大の学生らが「本屋さん」
立命館大学(京都市北区)の産業社会学部の学生らが、教科書や参考書などの書籍を自主的に集め、格安で販売する企画「産社の本屋さん」を12月17日、18日の両日に行います。学生らは11月28日までに使わなくなった本などを募集しています。
産業社会学部ゼミナール大会実行委員会の学生らが主催するもの。
同実行委員会によると、世界一高い日本の高学費のために立命館大学では、経済的理由により教科書や参考書を買うことのできない学生が生まれています。この企画は、そうした学生の経済的負担を少しでも軽減するため、学生や教職員、市民から本を回収し、格安で販売することを目的に行われます。
主催者の男子学生(20)は、「お金が無いために教科書や参考書を買えない学生や、参考書を買うために食費を削るなど節約する学生がたくさんいます。参考書以外の小説や新書でもいいので、たくさんの人に本を持ってきてもらいたい」と語っています。
同実行委員会は、28日までの昼休みに、同大学以学館1Fピロティで本を集めています。