針仕事に携わる人々が感謝と上達を願う針供養が8日、法輪寺(西京区)で行われました。寒空のもと、着物姿の女性が多く見られました。
本堂でお経が唱えられた後、参拝者は飾り糸のついた長い針を縦約30センチ横約50センチのこんにゃくにさしていき、あっという間に針で埋め尽くされました。
宇治市から来た女性(32)は、「最近手芸教室に通い始めました。上達するように祈願しに来ました」と話していました。
法輪寺は713年(和銅6)に元明天皇の勅願で建てられたもので、針供養は皇室で使用された針をご供養せよとの清和天皇の命により始まったもの。現在でも皇室から預かった針を毎年供養しています。