どこに小中一貫校の理想が設計されている?
京都市教委が計画する東山区の小・中一貫校建設問題で、「東山の学校統廃合を考える会」は8日、新築される校舎の設計図にかかわる公開質問状を同市教委に提出しました。
質問状では、同計画が「最先端の教育システム」「小中一貫」とのふれこみで、巨費を投じて特別な学校を作ろうとしているが、地下2階の体育館や中廊下を挟んだ対面教室などは、児童生徒の成長発達や安全面で問題があると指摘。○小中一貫教育の理想が設計図のどこに実現されているのか○地下2階につくられる体育館は、災害時にすぐに非難できないのではないか○教室配置が過密な対面構造になっている。教室環境の悪化をどう考えるか○職員室が運動場を見渡せる位置にない。児童・生徒の安全をどのように考えるか―など16項目を質問しています。26日までに同会への文書回答を求めています。