府立高校の定員増やして 京丹後市の保護者ら
京丹後市内の府立高定員が中学3年生を110人下回っている問題で、丹後地域の保護者らでつくる「丹後通学圏の高校入試を考える会」(田中隆夫代表)は18日、中山泰同市長に対し、定員増を求めて申し入れました。
同市内の府立高定員をめぐっては、16日の府議会本会議で、府教育長が「志願状況に応じて定員以上に合格させることを含め、柔軟な対応をする」と日本共産党の山内佳子議員に答弁しています。
申し入れでは、保護者2人と教員らが、府教育長の府議会答弁を一定評価しながらも、なお多くの公立高希望者が入学できない状況が予想されると指摘。「交通の便の悪さや厳しい地域経済などの実態を受け止め、府への要望を強めてほしい。私立高に行かざるを得ない生徒への経済的援助も願いたい」と訴え、要望書を手渡しました。
日本共産党の平林智江美、田中邦生両京丹後市議も同席しました。(T)