毘沙門堂は大宝3年(703)、文武天皇の勅願で僧・行基によって開かれました。当時は出雲路(上京区・御所の北方)にあったことから護法山出雲路と言われていました。その後、度重なる戦乱から苦難の道をたどり、寛文5年(1886)に山科区の安朱の地に再建されました。
 12日は日曜日ということもあり、最後の桜を楽しもうと多くの観光客が訪れていました。桜は花が散りかけ、葉が出始めています。寝殿前の樹齢百十数年の大きな枝垂れ桜は、すでに葉桜で、黄緑色の新芽が美しく芽吹いていました。堂内のほかの桜はまだ満開の木もあり、名残の桜が楽しめそうです。

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桜スポットDATA
  • 住所:京都市山科区安朱稲荷山町18
    TEL075・581・0328
  • 交通:JR・地下鉄東西線「山科」下車徒歩約20分。京阪電車「京阪山科」下車徒歩約20分・京阪バス「山科駅」下車徒歩約20分
  • 拝観時間:08:30~17:00
  • 拝観料:境内自由。霊殿・宸殿・庭園は大人500円、高校生400円、小・中学生300円、小学生以下無料
  • 開花状況:
  • 品種:ソメイヨシノ、しだれ桜 ほか