日本輸送機に「直接雇用せよ」 労働局が是正指導
バッテリーフォークリフト最大手「日本輸送機」(株)(本社・長岡京市)で長年働きながら3月に「派遣切り」通告を受けた京都府内などに住む3人の派遣労働者らが、職場のある滋賀労働局に同社に対する直接雇用の指導・勧告を申告していた問題で、同労働局はこのほど、日本輸送機と派遣会社「プレミアライン」に対して是正指導を行ったことが分かりました。
3人が加盟している労働組合のJMIU(全日本金属情報機器労組)京滋地本によると、滋賀労働局は、「日本輸送機」に対して3人を同社で直接雇用することや同労組との交渉に応じるように指導し、派遣会社「プレミアライン」に対しては6月に同社が廃業しても3人の雇用保障に最大限の努力をすることや「日本輸送機」に対して直接雇用の働きかけを行うよう指導しました。
「JMIU」京滋地本は23日に見解を発表。見解では、「日本輸送機」に対し、3人の正社員化要求に対する団体交渉を開き、要求に誠実に回答することを求め、「プレミアライン」に対しては派遣先に直接雇用するように注力することや正社員化実現までの雇用保障などを求めています。