国道事務所 日本共産党のこくた恵二衆院議員(代理・木戸和司秘書)、石村かず子衆院京都3区代表、長岡京市議団は4日、長岡京市での「にそと(京都第2外環状道路)」建設工事に伴う住民への影響などについての「緊急要望書」をまとめ、地域住民とともに国土交通省・京都国道事務所に申し入れました。
 同工事は、2012年度供用開始をめざして本格工事が始まり、特に同市調子八角付近では阪急新駅やインター料金所設置などとも重なって、工事に関する振動・騒音などで、地域住民の生活や営業に大きな影響が出ています。
 「要望書」は、○個別要望を受け止めて解決する窓口・連絡先の京都国道事務所への設置○工事の振動による営業店舗への対策○借家人の移転補償○工事に伴う周辺整備は住民の意見で進める─など4項目。対応した同事務所の杉若武副所長は、「さまざまな工事が重なっていて、それぞれの権限も各工事主体にある」「皆さんの声はそれぞれNEXCOや府、阪急など関係機関に伝えます」と回答。参加した住民らは、「住民の苦情や要求はどこに届ければいいのか」「工事全体にたいして国としての責任を果たしてほしい」などの意見・要望をのべました。
 同事務所側は、住民の要望に明確な返答をしませんでしたが、「関係機関に伝え回答する」と発言。また、今後住民も参加して意見や要望を出しあえるような「工事説明会」を検討することなどを約束しました。
 申し入れには、長岡京市議団から、浜野利夫、瀬川光子、小原明大の各議員が参加しました。