田植祭 京都市伏見区の伏見稲荷神社で10日、1年の豊作を祈る田植祭が行われました。
 雨の中、和琴が奏でられ、平安時代の汗衫(かざみ)という衣装をまとった神楽女が優雅に御田舞(おたまい)を奉納。その御田舞にあわせて、田植えが行われました。
 見物人らは静かに祈り、「この雨で豊作になればいいね」など話していました。
 伏見稲荷神社の大神といえば、商売繁盛の商業神ですが、元は五穀豊穣の農業神と言われています。
 植えられた苗は、10月25日の抜穂祭で収穫され、11月23日の新嘗祭で大神に供えられます。