最低賃金で1カ月暮せない
京都総評青年部は10日、京都市右京区の阪急西院駅前で最低賃金を1000円以上にすることを求め、街頭宣伝を行いました。
京都府の最低賃金(時給717円)で1カ月間生活する「げんなり最賃伝説」の参加者らが中心になって宣伝し、「京都の最低賃金717円ではまともな生活ができません」「先進国では1000円以上が当たり前。日本では健康で文化的な生活は送れない」と訴え、ビラを配布しました。
参加した男性(25)は、「最賃伝説」に妻と生後5カ月の子どもとともに挑戦中。男性は「今年で5回目の参加ですが、一回も1カ月過ごせたことがありません。京都の最賃で1カ月過ごすのは無理です。子どもの医療費や予防接種代もあり、今年はさらに厳しい。1000円以上の時給にしてほしい」と話しました。