ジヤトコの直接雇用求める 府労委へあっせん申請
自動車部品製造会社「ジヤトコ」京都工場(京都市右京区)で「派遣切り」にあった元派遣社員らが同社に直接雇用を求めている問題で、元派遣社員らが加入している「全日本造船機械労働組合三菱重工支部」は10日、同社が直接雇用することと団体交渉に応じることを求め、京都府労働委員会へあっせんを申請しました。
同労組の野村政勝書記次長は、「派遣労働者たちは正社員と同じように働いていた。労働局からも指導があったのだから『ジヤトコ』は話し合いに応じ、直接雇用すべき」と話しました。
5月に「ジヤトコ」は京都労働局から雇用の安定を図るように指導を受けていましたが、直接雇用しないことを労働局に回答。同労組が団体交渉や話し合いを何度も申し入れているにも関わらず、同社は拒否しています。