京都原水爆被災者懇談会　日本共産党京都府委員会は17日、京都原水爆被災者懇談会（永原誠代表）と懇談し、核兵器廃絶の１点にしぼった、志位和夫委員長のオバマ米大統領への書簡と、米国政府からの返書の内容について、意見交流しました。
　西山登紀子副委員長が、オバマ演説の意義を高く評価するとともに、核兵器廃絶へのイニシアチブと積極的な行動を率直に要請した志位書簡の内容と、返書で示されたオバマ大統領の真剣な姿勢と熱意、また「核廃絶へとりくみ強化を求める」衆議院決議などについて報告。懇談では、共感とともに核兵器廃絶の実現に奮闘する日本共産党への期待も表明されました。
　永原代表からは、「北朝鮮の核実験の問題とそれに対する敵基地攻撃論などが出てきている中で書簡の方向での世論と運動がますます重要になっている」、「被爆者の思いはアメリカ政府に原爆投下の謝罪をして欲しいというものだがオバマ演説は『道義的責任』と述べてモラルの問題として大きく踏み込んだ中身となっている」、「麻生首相は『すげえ』というだけでまるで他人事のような態度で許せない」などの意見が寄せられました。
　西山副委員長は交流の最後に、「今度の総選挙にあたっては憲法９条の改悪でも民主党の危険な立場を正確にみなければならず、日本共産党の議席を前進させることが決定的に重要」「核兵器廃絶の願いがこめられた憲法９条を守るためにも全力で奮闘する」と決意を表明しました。（竹中康雄）

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