祇園祭屏風祭 祇園祭のもう一つの見どころである「屏風祭」が14日から始まりました。普段は見ることのできない鉾町の旧家が秘蔵するお宝が公開され、祭を盛り上げます。16日まで。
 京都市指定有形文化財にもなっている中京区の「紫織庵」(新町六角上ル、有料)では、座敷や仏間などに屏風や江戸期の小袖などが展示されています。中でも1700年当時の作と伝わる「洛中洛外図」(作者不詳)は、山鉾巡行や寛永3年の後水尾天皇の二条城行幸の様子が描かれた6曲1双の金屏風で、見ごたえがあります。このほか今尾景年や都路華香らの筆による屏風、豪華な刺繍の着物なども飾られています。
 屏風祭は鉾町の商店店頭や旧家の玄関先など20数カ所で行われています。
 主なところは次の通り。荒木装束店=烏丸三条上ル、伴市=烏丸六角西入ル、松坂屋=新町六角下ル、藤井紋=新町六角下ル、平岡旗製造=四条通西洞院東入ル、やまいち=四条西洞院上ル、杉本家住宅=綾小路新町西入ル、長江家=新町仏光寺上ル。