夏の暑気をはらい無病息災などを祈願する例祭「お涼み」が20日、京都市伏見区の城南宮で行われ、境内は地元の住人や観光客でにぎわいました。お涼みは、土用入りの頃の夕涼みをかねて宮参りをする風習から始まったもの。
巫女(みこ)による「お涼み神楽」が神楽殿の表舞台で奉納され、笛と太鼓に合わせて右手に鈴、左手に福笹を持って巫女が舞うとさやさやと笹の葉擦れと清(すが)しい鈴の音が聞こえてきました。訪れた人たちは巫女の舞う姿にじっと見入っていました。
参拝に訪れた女性(67)は、「子どもや孫の健康祈願のために福笹をいただきに来ました」と話していました。