米イージス駆逐艦入港に抗議 舞鶴港で平和団体、共産党
米海軍第7艦隊所属で神奈川県横須賀基地を母港とするイージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」(8700トン)が14日朝、舞鶴市の舞鶴港に入港。これに対し、舞鶴地労協など舞鶴の平和4団体や日本共産党のメンバー約30人が同日午前8時から、前島埠(ふ)頭で寄港に抗議しました。
同艦は垂直発射システムを備え、弾道ミサイルを追撃するスタンダードミサイル3や核兵器を装てんできる巡航ミサイル・トマホークを打ち上げる能力を有しています。これまで、環太平洋合同演習(リムパック)に参加したり、対イラク戦争では第5艦隊特別遠征対策本部の一部となり、現在は第7艦隊に所属し、航空戦指揮艦を務めています。
抗議の集会では、参加した同地労協、平和委員会、新婦人、原水協、日本共産党の代表や市民らが決意を表明。入港してきた米軍艦に向かって、「われわれは米軍艦の入港は歓迎しないぞ!」「カーティス・ウィルバーは舞鶴港から出て行け!」「イラク戦争参加の米軍艦は出て行け」「日本海を平和の海にしよう」「舞鶴港に米軍艦はいらないぞ」などシュプレヒコールを繰り返しました。