55回迎えた福知山母親大会
福知山の第55回大会母親大会が4日、中丹勤労者福祉会館で開かれ、50人が参加しました。先輩達の努力で、第1回から一度もとぎれることなく、開かれています。
京建労の吉川香代子さんの指導によるリフレッシュ体操で体を柔らかくした後、第一法律事務所の水野彰子弁護士が「冤罪の起こる仕組みと裁判員制度」と題して講演。「裁判員制度」について学習しました。誰もが「見て聞いて分かる裁判」にするために、今までの調書偏重(調書を仕立てるための強引な自白を迫り、これが冤罪の元になってきた)をやめて取り調べを可視化することや、市民感覚を裁判に反映することの大切さなどを知りました。
おもしろかったのは裁判官らを歌った川柳・狂歌の紹介です。裁判官の中にもヒラメがいて、「月給の順に並んで月見かな」とか、最高裁とは異なる判決をした下級裁判官について、「しぶしぶと支部から支部へと支部まわり、四分の虫にも五分の魂」といった作品があり、この世界の一端をかいま見る思いでした。(福知山母親連絡会代表 朝倉洋子)