七変化のランタナ 宇治、木幡神社
宇治市木幡にある木幡神社(尊称は許波多神社)の鳥居前と参道中程に、一本ずつ熱帯アメリカ原産のランタナの花が咲いています。
ランタナは、多くは温室などで栽培される背丈が低くてよく枝分かれしている植物。日本には江戸末期に渡来し、観賞用として温室で栽培されています。写真のような小さな花が花笠状に咲きます。
初めは黄色ですが時間が経つと淡紅、そして橙色、濃赤色に変わっていきます。丸い粒状の実も緑色から青、紫、黒に変化します。和名は七変化(シチヘンゲ)。日当たりと水はけのよいところでよく育ちます。
10月中旬まで花も咲き実も付けているでしょう。耐暑性はありますが、耐寒性はないのに、木幡神社では厳しい冬を乗り越え、頑張って越冬しているようです。(仲野良典)