2010年春闘、知事選勝利を 伏見地区労定期大会
伏見地区労は23日、伏見区内で2010年度定期大会を開き、「2010年春闘、府知事選に勝利し、労働者の生活、権利を守ろう!」などの大会スローガンと大会宣言、特別決議を採択しました。
開催挨拶で、板東利博伏見地区労議長は「自公政権の退場で新しい政権が生まれて、毎日ワクワクドキドキして新聞を広げています。しかし、新政権は軍事費や大企業優遇にはなにも手を付けていません。すごく危うい。こういう時こそ地区労が地域としっかり手を結ぶこと、個人加盟の伏見ふれあいユニオンへの加入運動をさらに大きくすすめることが大事だ」と述べました。
京都総評の梶川憲事務局長、民主府政の会の藤本雅英事務局長、京都南法律事務所の井関佳法弁護士が来賓挨拶。各氏とも小泉改革路線で労働者や国民に多大な犠牲と負担を強い、「格差と貧困」社会がつくられ、その結果、自公政権を国民が見放し、民主中心の新しい政権がうまれたと指摘。今度はこの京都で府民犠牲の構造改革路線を率先して押し進めた山田府政を退場させ、府民のいのちと暮らしを守る門府政を誕生させようと呼びかけました。
香川裕一地区労事務局長が多様な地区労の取り組みの報告と新年度方針などを提起。予算も含めて討論の後、満場一致で採択されました。
討論では、洛東病院つぶしなど府民犠牲の施策を糾弾(府職労)、仕事がなく厳しい実態や要求と仲間づくり(京建労)、保育内容を低下させる補助金削減のたたかい(保育労働者)、子どもや地域つぶしの小・中学校統廃合を強行する門川京都市政を批判(京都市教組)、後期高齢者医療制度廃止や最低年金保障制度の早期確立を訴え(年金者組合)など、11団体12人が現場の厳しい実態とともに闘いの前進と元気な労働組合の活動と拡大が報告されました。
大会は。選出された主な役員は次の通り(敬称略)。議長=板東利博、事務局長=香川裕一氏(いずれも再)。(仲野良典)