醍醐母親大会 第22回醍醐母親大会が1日、伏見区醍醐のダイゴローで行われ、35人が参加しました。オープニングでは「青い空は」を参加者全員が心を込めて合唱。実行委員会を代表して久保絹子さんが「京都母親大会、日本母親大会に醍醐からたくさん参加しました。また8月の総選挙では、一人一人が変われば政治も変わることを実感しました。母親大会は日本をかえる運動の原点。女性が変われば、力は大きい。大会で学び合い、交流しましょう」と開会挨拶。
 来賓の京都母連の中尾牧会長は「鳩山政権に変わり、政治が良くなるのかしらと期待と不安が渦巻いています。特に、後期高齢者医療制度廃止は先送り、沖縄基地も県民不在、そして労働者派遣法抜本改正も曖昧と、怒りや憤懣が出てきています。来春は府知事選。府民のいのちを守るため頑張ってこられた門先生の勝利で、今度こそ京都を変えましょう」と訴えました。
 門祐輔さんからはメッセージが読み上げられました。メッセージでは医師として多くの患者と接し、窓口負担や保険料が年々引き上げられるなか、医療相談にのってきたことや、過労死裁判にかかわってきた体験とともに「私の専門は、リハビリテーション医療です。環境改善で、障害を持つ人にとって住みよい社会をつくることがリハビリの大切な課題です。いま、京都府政にはリハビリが必要です、ひと・いのちが大切にされる府政をつくるために協力を」との訴えに大きな拍手がおこりました。
 大会では「不都合な真実」と題するDVDが上映され、地球温暖化の重要な課題について学習しました。また、京都市が来年6月から強引に本格稼働させる醍醐山系にある焼却灰溶融路問題、歴史に育まれた醍醐寺周辺での乱開発問題、核廃絶や憲法擁護の署名活動、農民連との連携で産直運動、子どもや教師を競争にあおり立てる市教委、「耐震改修助成制度」などの充実、などの発言が行われました。醍醐地域での運動が多様になり女性運動の役割が一層大事との確信が深まった大会でした。(仲野良典)