建仁寺Kennin-ji Temple
臨済宗建仁寺(けんにんじ)派の大本山、建仁寺は、1202年(建仁2年)に栄西(ようさい・えいさい)禅師が創建した寺院で鎌倉時代には禅寺の京都五山の一つとして栄え、広大な境内を誇っています。重要文化財指定の方丈や勅使門、国宝の俵屋宗達(たわらやそうたつ)の「風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)」ほか多数の寺宝を有しています。
境内には随所にモミジなどの紅葉樹が見られます。一部は少し紅や黄色がかっていますが、全体としてはまだ青い楓が、方丈の庭園や、方丈をとりまく各塔頭の庭園「潮音庭(ちょうおんてい)」、「〇△□乃庭(○=水、△=火、□=地:まるさんかくしかくのにわ)」などの白砂や苔に調和し清楚な雰囲気を醸し出しています。長い廊下のあちこちで参拝客が腰を下ろして心静かにじっと庭園に見入っています。
11月下旬ごろからは真っ赤に燃える紅葉で美しく彩られるでしょう。なお、中国から日本に初めてお茶を持ち帰った栄西にちなんで、方丈書院東の茶室では禅寺作法のお茶も点てられます。(仲野良典)
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紅葉スポットDATA
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- 住所:京都市東山区大和大路通四条下ル小松町584 TEL075・561・6363
- 交通:京阪京都線「祇園四条」より徒歩7分
- 拝観時間:10:00~16:00(受付終了)
- 拝観料:一般500円、中高生300円
- 【秋の特別行事「月夜の坐禅会」】11/21(土)18:00~20:00
2300円(桑抹茶呈茶代を含む)※要予約、定員50人 - 紅葉状況:
- 紅葉樹:カエデ
- 建仁寺 The Oldest Zen Temple Kenninji