20091109-07.jpg  伏見区役所深草支所のコミュニティーホールで、年金者組合伏見支部会員による文化作品展が13日まで開かれています。
 今年は伏見支部結成20周年を迎えて、油絵、水墨画、水彩画、色鉛筆画、ちぎり絵、写真、書、手芸品、折り紙ほか15部門に41人、約200点を越える作品が寄せられました。今年は縦横約1メートルの連鶴作品は「世界へ広げよう」との願いを込めて共同制作された作品のほか、80歳の女性が作成した複雑な組み紐は、熟練の域を越えて目を見張るものがあります。
 同組合の渡辺和彌伏見支部長は「全て会員の力作で、趣味の域からかなりレベルが高い作品が年々多くなっています。趣味を通して地域の人たちと交流を深めています」と笑顔で述べます。出品者らは朝からの展示と飾り付けを大勢でワイワイと楽しい作業をしながら開場。作業中も区役所に訪れた人が「このリフォームのツーピースやタペストリーなど手芸品はすごいですね。丁寧にそして独創的につくってある。こんなの欲しい」や「1枚の紙から138羽もの連なった鶴が上手に憲法9条の9の字になってる。1羽1羽がとてもきれいに折ってある」と感心していました。70歳代の女性が「楽しそう、私も一緒に作りたい」と年金者組合にさっそく入会しました。(仲野良典)