戦前、京都で母国の朝鮮語で詩を書いたことで治安維持法違反で逮捕され、獄死した韓国の詩人尹東柱(ユンドンジュ)の想いを今につなぐ「06年5月の集い」(詩人尹東柱を偲ぶ京都の会・尹東柱記念碑建立委員会主催)が5日、日本キリスト教団宇治教会で開かれ、約100人が参加しました。
 集いは、尹東柱の詩の朗読と音楽で開幕し、第1部で安斎育郎・立命館大学平和ミュージアム館長が「記憶と和解 世界の動きと日本の役割」をテーマに講演。尹東柱の記念碑の建立が、アジアの人々との連帯と平和を築くための貢献となると強調しました。
 記念碑のデザインは、彫刻家の田村隆さんの案が採用されることを須田稔・立命館大学名誉教授が発表しました。
 第2部では、記念碑に寄せる思いを李明・京都国際中学高等学校教頭らが語りました。