塔の島周辺To-no-shima Island
1284年、宇治橋の掛け替えを引き受けた奈良西大寺の高僧叡尊は、たびたび洪水によって橋が流失するのは魚霊の祟りであると考えました。そこで叡尊は、魚霊を供養し水流の安泰を仏に祈願する証として、宇治川に小島を築き、高さ15メートル余の「浮島十三重石塔」を建てました。これは現存する日本最古の石塔であるといわれ、塔の下には、漁具や漁舟などを埋めて法要を営んだといわれています。
その後、現在に至るまで、この石塔は数回にわたって倒壊しましたが、その都度建て直されて、宇治川の清流に今も優美な影を映しています。
こちらの紅葉はモミジよりもサクラが主。春に満開の花を咲かせてくれた木々は、今は黄やピンクの微妙な色合いを見せてくれています。また、本川右岸側に見える仏徳山や、朝霧橋から望む宇治川沿いの山々も少しずつ色づいてきています。
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紅葉スポットDATA
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- 住所:京都府宇治市宇治 TEL0774・62・0047(京都府山城北土木事務所)
- 交通:京阪宇治線「宇治」より徒歩15分、JR奈良線「宇治」より徒歩15分
- 紅葉状況: