地域、産業別の運動強化を パート・派遣のつどい
パートや派遣労働など、非正規雇用労働者のたたかいを励まし、交流する集い(京都パート・非常勤ネット主催)が23日、京都市中京区で開かれ、55人が参加しました。
龍谷大学の脇田滋教授が「韓国の非正規労働者のたたかいに学ぶ」と題して記念講演しました。脇田氏は労働者の非正規化と非正規切りが広がる韓国で、労働者が企業別組合を解散して新たに産業別組合に再編して、産業別の経営者団体や政府に訴えて正規雇用化を求めるたたかいに取り組んでいることを紹介。「日本の非正規労働者は、雇用が不安定な上に、賃金などで正社員と比べ異常な差別待遇の状態にある。地域別、産業別の労働運動を活性化して立ち向かうことが必要」と述べました。
労働争議をたたかっている各労働者から、「非正規切りを許さず、正社員化を勝ち取った」(KBS労組)「解雇されたが雇用の実態は偽装請負だった。直接雇用を求めて裁判に訴えている」(ジヤトコ労働者)などが報告されました。
集会後パレードし、「パートの待遇を改善せんとあきません」「偽装請負はやめてんか」「生活保護より最低賃金が低いのは何でやねん」とアピールしました。