「お金の心配なく治療続けたい」「無料当たり前に」 50万人医療署名スタート
京都府にたいして、子どもと高齢者の医療費無料化・軽減を求める署名運動が24日、スタートしました。医療団体や労働組合などでつくる「子どもと高齢者の医療費署名」実行委員会は同日、京都市右京区の阪急西院駅前で宣伝し、「安心して医療が受けられる京都府をつくろう」と呼びかけました。
署名は、府制度として、○入院も通院も小学校卒業まで医療費窓口負担を無料○65歳以上の医療費窓口負担の軽減―を求めるもの。来年3月までに府内全域で50万人分を目指します。
この日は、同実行委員会に参加する各団体から20人が「安心して医療を受けられる京都府をつくりたい」「医療費無料を世論にして政治を動かそう」と市民らに署名を訴えました。
署名した、父親が脳の手術をしたという女性(36)=向日市=は、「年金生活の中で検査や薬など今後の医療費負担が心配。お金の心配なく、安心して治療を続けられるようにしてほしい」と話しました。また、介護ヘルパーの仕事に向かう途中で署名した女性(60)=東山区=は、「欧州では医療費無料の国が珍しくないと聞きます。無料が当たり前になるように、署名頑張ってほしい」と期待を寄せました。