門ゆうすけマニフェスト全文(1)
いのちの平等「構造改革」から「暮らしの再生」へ
~ひと・いのちが大切にされる京都府政~
「新たな門を開く 3つの転換・5つの再生プログラム」
- わたしのめざす「京都府ビジョン」
- 「緊急対策」 府民の暮らしは待ったなし!
- 「3つの転換」 いま必要なのは「暮らしの再生」です。
- 「5つの再生」プログラム
再生1 医療再生宣言
オール京都で府民のいのちを守る府政へ ―― どこに住んでもいのちは平等 ――再生2 地域経済循環宣言
額に汗する人たちが主役の府政へ ―― 使い捨てでなく、活かす ――再生3 子育て・教育応援宣言
未来に責任を持つ府政へ ―― こどもを産み育てることを支える ――再生4 地域住民主権宣言
現場(地域)に飛び込み、地域が“活きる”府政へ ―― 住民とともに地域をつくる ――再生5 京都府リーダーシップ宣言
府民を支え、国を動かす知事へ ―― 京都から政治のあり方を変える ――
1.わたしのめざす「京都府ビジョン」
「ひと・いのちが大切にされる京都府政」
- 「切り捨て」から「いのちの平等」
- 企業誘致から企業(起業)育成
- 健康・環境・農林漁業・観光で雇用を創る
- 地域の「宝」活かし「ふるさと再生」
- 生み・育て・学び、希望もてる京都
- 環境・持続可能な地域づくり
「一人ひとりの能力が最大限に発揮できる社会」―「構造改革」により格差と貧困が進行し、医療機関にかかれない人や自殺の増加など、あまりにもいのちが粗末にされる社会を何とかしたい―医師であるわたしが今回の知事選挙に立候補を表明した理由です。
政治のあり方を変えることによって、「一人ひとりの能力が最大限に発揮できる社会」「互いに支えあう社会」「人を切り捨てない社会」をつくることは可能です。
「3つの転換 5つの再生」―わたしは、京都府の将来のビジョンを府民の皆さんの共同の目標としてめざし、そして全国に発信します。その実現のために、「3つの転換」と「5つの再生」プログラムをすすめます。
再生のカギを握るのは、地域住民と行政がしっかりと力をあわせていくことです。そんな京都を府民のみなさん、市町村との協力で、いっしょにつくっていきます。
2.「緊急対策」 府民の暮らしは待ったなし!
わたしのめざす「京都府ビジョン」を府民や市町村のみなさんと協力して実現する第一歩として、目の前に広がる「構造改革」による深い傷の手当てを急ぎます。いま、京都府に求められる役割は、誰一人路頭に迷うことがないよう、失業者をホームレスにしないよう、市町村と協力し府民生活を全面的に支援することです。府民のみなさんが明日への勇気と希望をもてるようにすることです。
わたしは、基金の活用や、府財政の優先順位を明確にすること、天ケ瀬ダム再開発430億円、畑川ダム77億円等、無駄づかいを見直すなどで財源を生み出し、以下の緊急対策を初年度から具体化します。
- 地元企業支援
- 中小企業・工場等の家賃、リース代への固定費支援策の実施、制度融資の返済猶予措置を行います。
- 地元業者と地域経済に効果抜群の住宅改修助成制度の創設と耐震改修助成制度や介護予防住宅改修制度の改善・拡充を行うとともに、小規模工事希望者登録制度を実施し、中小企業への仕事確保に努めます。
- 公契約条例の制定で公共事業の質と労働条件を守り、最低賃金を引き上げます。
- 雇用創出
- 失業している人や仕事を探している人への職業訓練・就職支援機能の強化、医療・介護従事者養成とスキルアップ支援、高校生や障がい者への就職支援強化をします。
- 日々の生活をつなぐための緊急雇用創出をおこなうとともに、福祉・農林漁業・環境・公共分野で雇用創出します。
- 府高等技術専門校の授業料有料化は見直します。
- 医療費軽減
- 子どもを社会全体で育てる立場から、子どもの医療費は小学校卒業まで通院も無料にします。
- お年寄りの医療費も、京都府老人医療費助成事業を継続し、拡充していきます。
- 国民健康保険証は、子どもの無保険をなくすとともに、郵送による無条件交付を行うように市町村に求めます。
- 授業料軽減
- 私立高校の授業料の全額免除制度を年収500万以下世帯へ拡充します。
- 府外に通う高校生への助成の復活、府立の大学学費減免の充実と、府内出身の大学進学者に無利子奨学金を創設します。
3.「3つの転換」
- 府民のいのちと暮らしを困難にしてきた府政運営の転換
府立洛東病院を廃止し、全国の自治体病院つぶしの先鞭に。生活保護世帯の見舞金の廃止、難病患者や小児慢性疾患患者支援の打ち切り、高校の統廃合などすすめてきました。 - 開発・誘致、大企業中心の経済・雇用政策の転換
税金を使って誘致した企業が派遣切りを行い、トステム綾部工場が撤退を表明するなど、地域経済に大打撃。その一方で中小企業関連予算は削減され、府内の事業所、小売店は約2割が廃業に。 - 市町村合併の押し付けなど、住民自治を破壊する府政の転換
市町村合併を押しつけ、地方の深刻な疲弊を招く。土木事務所、保健所の統廃合を進め、台風の時や新型インフルエンザ対策では充分に役割が発揮できず大変な状況をつくりました。
いま必要なのは「暮らしの再生」です。
わたしは昨年7月2日の京都府知事選挙への立候補表明以来、北部から南部まで京都府内各地を訪問し、300人を超える医療界、経済界、教育関係者、自治体の首長などさまざまな方々と懇談してきました。
1990年代に6年間綾部市で勤務医として仕事をしてきましたが、北部の医療はその時よりも厳しい状況となるなど、現場に行けばいくほどこの間進められてきた「構造改革」によりあらゆる分野が壊され、こどもからお年寄りまで、みんなが追いつめられ将来への不安を持っておられることを痛感してきました。
昨年8月30日の総選挙の結果は、政治のあり方を変えたいという京都府民、国民の声によるものでした。政権が交代し政治が変わりつつあります。
「小泉構造改革に同感」として、その路線を京都府に持ち込んできた府政運営を転換し、今起こっている政治の変化を確かなものにしていくことが必要です。